あしたの情

GO! ハリマオ

物心ついた時には、チョコをむさぼり、文化包丁、文化住宅、文化箒に囲まれ、「文化」に育まれたSOULFUL BROTHERSは、いわゆる育ちのよい大人となってしまった。
 
チョコによって飼いならされたハリマオのように、甘い誘惑に負けて、私たちの情は「文化」によって沈めらたのかもしれない。
 
「文化」と名付けられたモノは世に溢れ、炙れ、飛散と悲惨を繰り返し、あの永遠のライバルの亡霊のようにいつまでも私たちに纏わりつくのだ。
 
かつて華やかな文化の社交場であった旧豊橋駅前文化ホールで、試作と思索を繰り返し、「文化」とは、あるいは忘れてしまった情とは何かについて模索する。
 
甘ったれた負け犬根性から脱却するには心の叫びが必要だ。チョコの食べ過ぎによって忘れていた情を目覚めさせる。
 
SOULFUL BROTHERSは祭りのあとの舞台で、会場を揺らし、あしたの旅へのトレーニングをはじめるのだ。
 
ヒーローの野生を目覚めさせるためだけの「かませ犬」として登場するあの勇敢な戦士ハリマオのように、情の野性を場に映しだす。
 
喰うか食われるか、最終ラウンドのゴングがホールに鳴り響く。
 
あしたはどっちだ。